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独断的解釈ですね

 投稿者:2NO  投稿日:2004年11月22日(月)18時39分6秒
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   2NOといいます。このBBSの趣旨にはこれっぽちも賛同していませんが、あい変わらずTAMO2さん特有の独断論(思い込みによる論断と思い込みの固定化)が続いているよう
なので一言。

>これではアナロジーで論じることは出来ない。たとえ反動的な結論のためではあっても、
>進化論でもって社会を論じることは「出来なかった」のか?
・・・(中略)
>マルクスは、ランゲの「具体的分析のなさ」を批判しているのであって、アナロジーを行
>なうことを批判しているのでは断じてない!

 TAMO2さんは、レーニンの論点をアナロジーの否定だと決め付けた上で、マルクスの論
では「断じてない!」と断じています。
 どこを読めばこう解釈できるのでしょうか? レーニンが批判しているのは、「生物学
の概念#一般#(TAMO2さんの文章では強調表示が抜けています)を社会科学の領域にもち
こむこと」、言い換えれば、生物学の概念を一般的にすべて、検証もなしに、社会科学に
直輸入させることとしか読めないのですが?
 というか、本書のこの節(6章2節)全体を読めば、とりわけボグダーノフからの引用
を軸に読んでもらえば明らかだと思うのですが。この節では「社会的形態は生物学的適応
という広範な#類#に属する」(国民文庫P.195)以下、社会科学の生物学への解消ないし
生物学から社会科学への機械的あてはめ論者として、ボクダーノフを描いており、単なる
アナロジーというようなかーいらしいものではありませんよ。

 アナロジー一般ならば、マルクス主義者は必ずしも否定しないし、レーニンも各所で行っ
ています。どういう場合でかというと、ある分野(たとえば社会科学)で扱う対象と他の分
野(たとえば生物学)で扱う対象とに共通性があるときです。
 たとえば進化論で言うと、生物進化ということは、発展変化するという点で、その限りに
おいて、人類社会の歴史と共通しています。それゆえ、マルクスもダーウィンを高く評価し
ました。
 しかしたとえば、生物学は適応淘汰という法則を教えているからこの概念を人類社会にも
適用しましょ、とはならない。生物界は“生き残りやすく変異した遺伝子が子孫に伝わる”
という法則で動いているのに対し、人類はここ数万年を見ても生物学的にはほとんど変わっ
てないにもかかわらず、生活様式が大きく変わり続けており、別の法則によって動いている
からです。
 つまり問題は、アナロジーかどうかではなく、ものの客観的具体的あり方を検証した上で
概念を使うか、検証抜きの言葉の独り歩きをやらかすか、にあるのですね。こうして見れば
レーニンの論は「具体的分析のなさ」を批判するマルクスの論とぴたりと一致するわけで
す。
 ついでに言うと、概念をつねに具体的実在と対応させながら使う、けっして一人歩きをさ
せない、と言うことは唯物論者にとってめちゃ重要なことです。というかそれを貫かないと
認識が実在の反映だと認めたことにはならない。この節でレーニンがボグダーノフを強く批
判した理由もこの重要性にあると思うし、このことは本書全体のテーマともかかわってきま
す。これを理解されていたのなら・・・。


 

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